Twitterを利用して作品を宣伝することに効果はあるか?

「小説家になろう」に投稿している自作品をTwitterで宣伝している。

何もしていなかったときより、pvもユニークも増えているし、部分別の数にも違いが見られる。

そりゃ、泡沫作家たる綾瀬文蔵ですから、増加したってたかが知れているのだが、今日何げなく読んでいた「なろう」のエッセイに、Twitterを利用して宣伝をしても効果はないというようなことが書かれていた。

その根拠というのが、ツイートに対してどのくらいのリアクションがあったのかということは「アクテビティ機能」を通じて確認できるでしょ、ということだった。

ツイートのエンゲージメントにおいて、「ツイート内のリンクが何回クリックされたか」をインプレッションの総数と比較すれば微々たるものにすぎないというのである。

たしかにそうなのだ。

いつもエンゲージメントを見て、なんだ、これっぽっちしか読みに行ってくれてないんだ、とは思っていたのである。

が、他人から言われると素直にうなずけない天邪鬼なので、ちょっと考えてみた。

今、Twitterで綾瀬文蔵のプロフィール下に固定されているツイートのインプレッションは4,289回、ツイート内のリンクをクリックした回数は3回である。

なんと、0.07%! 少な!

レスポンス率の高いツイートでも2,296回に対して8回だった。およそ0.3%である。一般的な感覚としてとても多いとは言えない数値だ。

が、しかし、だ。

これを少ないと言ってしまうのは、仕事でDMを打ったり、折込チラシを入れたりしたことがないからだね。

折込チラシの反響目安は、0.01~0.3%程度と言われている。つまり、チラシ10,000枚で1件から30件なのだよ。

たかが1%だって夢みたいな数字なんだ。1%もレスポンスが期待できるのなら、誰も広告に悩んだりはしない。

でも、「なろう」の小説なんてタダじゃん、という反論はあるだろう。タダなんだから、もっと反応があってもいいはずだ、ということだね。

ごもっともではあるのだけれど、タダでも「時間」は消費するのだということを考慮に入れてほしい。読む人は自分の時間を作者に提供しているのだと言ってもいい。

読む人は自分の時間と作品を天秤にかけて見合うかどうか判断しているのであって、決してノーリスクの選択なんかではない。

しかも、チラシを数千枚作って新聞に折り込む費用を考えてみてほしい。Twitterはたかが140字、しかも発信するのはタダなんだぜ。

0.001%でもレスポンスがあれば十分ではないですか。世の中そんなに甘いものではないのです。

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