今日は、日本人は働くことを「ストレスと時間をお金に換えること」と考えている、という話を聞いた。
また、自分の会社のことを「好きだ」と答える人は40%しかいない、という話である。
ふむ、おれは典型的日本人だな。
「働いたら負け」だとは思わないが、「働かなくてすむなら勝ち」だとは思っている。
どうして日本人はこうなってしまったのか、という問いの立て方はきっと間違っているだろう。
日本人というのは元々こうなんじゃないのか。
よく、日本人は時間に正確だって言うけど、そんなの明治維新以降の話で、それまでの日本人は外国人から時間にルーズだって散々言われていた。
時間に厳しくなったのは明治政府による強制であって、それ以来ずっと日本人はストレスに感じているんじゃないか。
今年は明治維新から150年です、という話も今日は出ていた。
つまり、僕らは本質では怠け者なのに、働かないと生きていけないという強迫観念にかられて1世紀半も生きてきたということだ。
そういう無理は社会的病理となってどこかに出てくるにちがいなく、ニートなんてのはむしろ健全な先祖返りでしかないのかもしれない。