KDPをやってみよう(4)

とはいえ、とはいえ、である。
無料で読ませていた物を有料化するというのも随分と態度のデカい話にはちがいない。
さすがにそれだけではおカネを取るのは申し訳ない。というわけで、もう1編追加することにした。
字数の面からも、1冊の本にするにはもう40,000字くらい欲しいところではあった。

で、急遽、中編「銷魂の瞳は宝玉の碧」を書き下ろした。
主人公キロクが宝玉のなかにある異世界に閉じ込められてしまうという話だ。

追加の小説を書く一方で、表紙の絵をどうするかも考えた。
やっぱり小説は表紙が大切。自分自身の経験でも、ジャケ買いした小説やCDはゴマンとあるわけで、初めての作家に手を出すときって表紙の力は大きいと思う。

だから、素人の僕が適当に作ってお茶を濁すつもりはまったくなかった。
能力のある人にきちんとおカネを払ってお願いする――これだけはKDPを思いついたときから決めていたことだった。

だがしかし、これもテンプレ話と同じで、万人受けを狙うつもりはさらさらない。
電子書籍化するこの作品には、僕自身アニメ絵っぽいイメージがないのだ。
しかも、暗い。全然、明るいイメージがない。
地下牢みたいなイメージで書いてるんだからしょうがない。

ダークファンタジーらしい絵を描いてもらいたい。それで、前々から気に入っていた絵師 L/M MUFFET さんに依頼した。

主人公に「死と乙女」が絡んでいるような構図で、とややこしいお願いをしてしまったのだった。

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