セルパブ小説を読んでみよう 9 mihirock『LONELY GIRL: 五万年後の孤独』

おや、かわいい。今回はジャケ買いならぬ表紙買いです。mihirock著『LONLY GIRL 五万年後の孤独』。センスのいい表紙ですねえ。

中身をパラパラ見られないセルパブ電子書籍にとって、表紙というのはとても大事です。「なろう」だと「あらすじが大事」みたいなことを言われるけれども、kindle小説の場合、内容紹介よりも表紙の方が訴求力があると思います。

ただ、僕自身も含めて大抵の著者には、かっこいい美しい表紙を作れるだけの素養や才能がありません。だから、その他諸々の作業も含めて出版代行業者に頼んだりするのでしょうけれど、そんなにお金ないよという場合は自作するしかないわけで……そこらへんがセルパブ小説のジレンマでしょうかね。

僕は『〈堕剣士〉キロク』2冊の表紙絵を、絵師の方(L/M MUFFETさん http://lmmuffet-darkart.jimdo.com)に、ちゃんとお金を払ってお願いしました。表紙がいいと中身の印象も三割増しになるかどうかはわかりませんが、個人的には表紙がチャチだと肝心の小説まで素人っぽく感じます。皆さんはどうなんでしょうか。

〈スキン〉――拘束する柔肌――は皮膚のように全身の体表を覆い、五体の自由を奪います。それはあたかも存在しないかのごとく、脚を上げることも指を折ることも装着者自らの意志であるかのように機能するのですが、外部からの信号が途絶えた途端、随意筋はすべて働かなくなり、その体は糸の切れたマリオネットのように床にくずおれることになるのです。

「私」が己の死を望むのは自由です。しかし、ひとたびそのためにナイフを掴めば〈スキン〉は脳波パターンからそれを察知し、筋肉活動を停止させてきます。「私」は己の体という極めてパーソナルな監房に収容されているのです。

電子脳〈偉大なる裁判官〉はネットワークを経由するすべての情報を検閲し、全人類の幸福のために全人類一人ひとりに最適な行動を導き出します。〈偉大なる裁判官〉による完璧な情報統制によって、数々の不確定要素は的確に把握され、世界全体の経済はかつてない安定を手に入れました。

全人類はこのAIがもたらした繁栄を享受していますが、「私」はこの全人類には含まれません。なぜなら「私」は生まれつき天才を超えている〈溢れすぎた知性〉を持つ、人間以上の存在だからです。しかし、「私」が存在する理由は国家秘密であり、「私」自身にすら伏せられていました。「私」が〈偉大なる裁判官〉に罰せられたのは、その禁忌に触れようとしたからに他なりません。

この「私」の前へマキタなる研究者が現れて、もうひとりの〈溢れすぎた知性〉に引き会わせます。マキタの娘である〈少年〉イサム。その幼い肉体はもはや限界を迎えようとしていました。

「私」を収容所から連れ出したマキタの目的は何か。「私」は何を選択し、人類は何を手に入れるのか。そして、そのとき「私」の孤独は癒されているのでしょうか。

静謐な感じのSF。八月なのになぜか一日だけ妙に寒い日があったりするでしょ? あんな感じの小説です。読み終わると、誰もいない砂浜へ行きたくなります。https://www.amazon.co.jp/dp/B076M6YDST

うちの子もかわいい。というわけで、僕の小説もぜひお読みくださいませ。全部 kindle unlimited で読めます。

セルパブ小説を読んでみよう 8 松元大地『サーバ・ウォーズ』

セルパブ小説を読んでみよう 10 東居英知『吸血聖戦:ヴァンパイア・クルセイド』

セルパブ小説を読んでみよう 8 松元大地『サーバ・ウォーズ』

ラノベっぽくないのを読みたいと思って見つけてきました。松元大地『サーバ・ウォーズ』3分冊。第一幕「開戦」、第二幕「攻防」、第三幕「決着」。3分冊というと長大な小説という気がしますが、そんなことはありません。たぶん3冊合わせて200ページ弱くらいの長さ。むしろ長めの中編小説でしょうか。

舞台は現代、中堅のIT企業「松茸システム社」です。秋の遠足と称して、社長の発案により一風変わったサバイバルゲームが行われます。1チーム50人ずつ、4チームに分けられた社員が互いのPCをネットワーク経由で攻撃し合うというゲームです。最後まで誰かが生き残っているチームの勝利で、年末のボーナスを総取りできる決めです。負けたらボーナスなし。

マンションのローンをボーナス月は多めに組んでしまった人はどうしたらいいんでしょう? というか、労基は黙っているのかとか思っても気にしないでおきましょう。これは小説ですから。

主人公はふたり、中堅エンジニアの弘中平助と宮本武蔵(!)です。くじ引きで彼らが振り分けられたのは非技術系社員が大半を占めるDチームでした。しかも、どうやら彼ら以上にコンピューターに詳しい人間はいない様子。一方のAチームはエースマネージャの大門忠宏を筆頭に40人ものエンジニアを擁しています。社長が言うには、これでも厳正なくじ引きの結果らしく、弘中らには圧倒的不利な戦力で戦うことを強いられます。

Dチームリーダの営業部長足利は指揮権を自ら弘中に譲り、弘中が実質上Dチームを率いることになります。しかし、弘中の人員運用による布陣が整った途端、味方に最初の犠牲者が出ます。それはどうやら敵味方を特定しない無差別攻撃によるもののようでした。もしかしたら、チームの中に犯人がいるかもしれない――そんな不安要素を抱えたまま戦闘は進行していきます。

しかし、サイバー戦だといっても、実際の戦いは単なる技術戦ではありません。戦う者が人間である以上、そこにはサイバー空間の外にある、リアルな人の「こころ」の問題が絡んできます。社内の軋轢や上下関係が、指揮者の判断やチームメンバーひとりひとりの行動に影響を及ぼし、戦果を左右することになるのです。

そして、弘中の的確な判断によりCチームのF5アタック攻撃をしのぎきり、大規模戦闘に勝利したDチームでしたが、彼らの前に圧倒的技術力を誇るAチームが立ちはだかります。彼らはすでにサーバを経由しないコネクトレスの攻撃手法を完成させていたのです。もはや風前の灯火となったDチームの運命はいかに?

ゲーム小説の一種に入れていいんでしょうかね。危機につぐ危機で3分冊一気読みせざるをえませんでした。組織の中での個人の能力とは何か、チームプレイとは何かを考えさせられる小説です。https://www.amazon.co.jp/dp/B07R6CSWQJ

ラノベっぽくないのをお求めでしたら、僕のセルパブ本もどうですか。全部 kindle unlimited で読めます。

セルパブ小説を読んでみよう 7 月夜野スミレ『サイバーガジェットラッキー』

セルパブ小説を読んでみよう 9 mihirock『LONELY GIRL: 五万年後の孤独』

セルパブ小説を読んでみよう 7 月夜野スミレ『サイバーガジェットラッキー』

ちょっと前まで表紙が猫の写真だった『サイバーガジェットラッキー』のシリーズ。現在3作目まで出ていますが、今回読んだのはその1作目。作者は大変な多作家で、ジャンルも多岐にわたるようです。「ようです」というのは、Author Central で4ページにも及ぶ作品リストの内容紹介しか読んでいないからで、BLや童話、シリアスな作品もありました。が、今回はSFギャグコメディを選んでおります。

このラッキーは人名で「電脳小道具的幸運」とかいうことではないのです。もちろんタイトルになるぐらいの人物だから、本編の主人公ということで間違いありません。主人公だけあって開巻早々登場するのですがーー惜しげもなく物語の最初の第2文から出てくるのですがーー初登場の段階ですでに彼はその悲劇的宿命の片鱗を読者の前へさらけ出しています。

少年で、ハニーブロンドの髪で、瞳が赤い清掃員バイト。両親を亡くしてバイトで生計を立てていると教えておきながら、作者は我らに「そんなことはどうでも良い」と言い放ち、真っ向唐竹割りのようにあまりにも身もふたもない一文を叩きつけてきますーー「主人公ラッキーはトイレに急いでいた」。

私たちは、彼が便意を催している、と唐突に知らされることになるのです。この暴力的に与えられた情報に私たちは異議を挟むことを許されません。というより自分自身の無力さを思い知るだけなのです。

想像してみてください。あなたの職場や教室に新人が入ってきたとしましょう。その新人は皆んなの前で自己紹介を始めます。あなたはこの1分足らずで、新人の名前のみならず出身地や趣味まで知ることになるのです。つい数秒前まで赤の他人で、その存在すら知らなかった、いや、考えもしなかった人間の情報が一気にあなたに押し寄せてきます。あなたはそれを咀嚼し理解するだけであたふたするでしょう。

そのときなのです、そのとき新人は自分がたった今口にしたことをすべて否定してしまうのです。「そんなことはどうでもいい!」のみならず「私は今、うんこがしたいのだ!」と宣言までするのです。しかも、状況は切迫しています。つまり、漏れそうなのです。一刻の猶予もないのです!

あなたには何ができるでしょうか? これだけは認めなければなりません。あなたには他者の便意を否定する権利も能力もないのです。となれば、新人の手を引いてトイレへ導くしかないでしょう。だが、それも許されないとなれば、あとはただ祈ることのみです。「お願いだから、ここで脱糞するのだけはやめてくれ」この本を読み始めた途端、あなたが強いられるのはそういう状況です。

最初の1ページから主人公は大ピンチ。さすがにここまでの危機的状況からスタートさせられる主人公というのは他に例を見ないかもしれません。ただ幸いなことに、読者の願いは天(あるいは作者)に届き、我らが主人公は開巻早々「うんこ漏らし」の汚名を着ることはありません。しかし、同時に我らはある事実に気づくでしょう。主人公が物語の最初でした行動がうんこをすることだったということに。

第1章を読み終えても、主人公はうんこしかしていません。そして、我らは密かに慄くのです。もしや、この男は……。そして、その予感は的中し、物語の終わりでも主人公はうんこをしています。最初がうんこで最後もうんこ。じゃあ、その間は何をしているのかといえば、やっぱりうんこをしているのです。

この小説、徹頭徹尾下ネタ――しかも、ほぼうんことフリチンで貫き通されています。ときどきSMやホモに寄ったりもするけれど、作者には小四男子の霊が憑依しているのではないかと疑ってしまうほど、うんことフリチンで押し切ってしまいます。セルパブでなければできない快挙(もしくは暴挙)と言っていいでしょう。ぼくの小四男子魂が共鳴した一冊でした。https://www.amazon.co.jp/dp/B07C9FVSJR

勢いで僕のセルパブ本も読んじゃってください。全部 kindle unlimited で読めます。

セルパブ小説を読んでみよう 6 斜塔乖離『ンルドヴァは瑪瑙の模様の夢遊の誤謬』

セルパブ小説を読んでみよう 8 松元大地『サーバ・ウォーズ』

劉 慈欣『三体』を読んで

話は1967年に始まる。日本ではグループサウンズがブームとなり、第2次佐藤内閣が発足し、高度経済成長期の真っ只中であるが、中国では、50年代の大躍進政策で失敗し国家主席を辞任していた毛沢東の権力奪還の手段として始まった文化大革命が、そのピークを迎えていた。

主要人物のひとり葉文潔の父親は理論物理学者で、反動的学術権威として紅衛兵たちに吊し上げられる。文潔の妹は過激な紅衛兵となって積極的に父親の罪を暴いていたのであり、同じ物理学者の母親はとうに自己批判しており、批判集会で夫を反革命分子として非難する。しかし、頑なに自己批判を拒んだ父親は、4人の少女たちにベルトで殴られて死亡する。その光景を目の当たりにしていた文潔は人類に深く絶望する。

――人類に絶望? そうなの? それは「人類」なの?

いやいや、それを突き詰めてはいけない。そして、天安門事件についてはまったく触れられていない(ただ、作中はっきり明記はされていないのだが、経過年数を数えていくと1989年に”あること”が起きる)。

2000年代の亡命中国作家たちは文革については語りにくいようなことを言っていたが、今はそれほどでもないのだろうか。六四天安門事件は依然としてタブーらしいが、それは禁じられているというだけではなくて、中国人に語る必要がなくなってしまったということもあるのではないかという気が最近している。

1986年に胡耀邦が百花斉放・百家争鳴と言ってから中国でもマルクス以外の西洋哲学の「批判的」受容ということがあったようで、ニューアカブームの余熱冷めやらぬ日本の大学で、僕はホワイトヘッドとかフォイエルバッハといった名が中国語で書かれている論文を読まされたりしていた。それで中国の民主化というと、僕はどうしても「大学でホワイトヘッドなんかの研究をしている人がいる」ってことだと考えてしまう。だから、天安門のニュースを見たときに頭に浮かんだのは、文革よろしくホワイトヘッドの研究者が三角帽子を被せられて首から「私は懷海德を読みました」という板っきれを提げて小突かれている姿だった。

つまり、日本人の僕でさえそんなイメージを思い浮かべたのだから、『三体』の冒頭というのは文革の実態というよりもそのステロタイプでしかないとも考えられるのだが、まあ、それはそれとして、あの89年にそのまま中国が民主化していたらどうなのよ、という疑問がこないだからずっと気になっているところなのだ。

僕らはあのとき中国の民主化を「たぶん」歓迎していた。でも、それって阿呆らしい優越感の反映だったかもしれない。僕らは彼らを「無知で貧しい10億の民」だと考え、下に見ていたのではないか。資本主義陣営に入ってきた彼らを馬鹿にしてあごで使うつもりだったのではないか。少なくとも当時の高度資本主義国家のわが国が東南アジア諸国とどういう関係を築いていたかを思い出せば、あながちこの想像が的外れでもないことは同意してもらえるんじゃないかと思う。

この日本とアジアの国の関係については、84年の「吉本埴谷コムデギャルソン論争」も僕は気にかかるのだ。この笑ってしまうような論争は、あの「an an」に吉本隆明がコムデギャルソンの服を着せられて載ったことに対して、埴谷雄高が「それを見たらタイの青年は悪魔と思うだろう」とイチャモンをつけて始まった論争だが、このときの吉本の反論は「先進資本主義国日本の中級ないし下級の女子賃労働者は、こんなファッション便覧に眼くばりするような消費生活をもてるほど、豊かになった」のだというものだった。もちろん、日本の賃労働者が「豊かになった」前提には「タイ」の賃労働者の労働があり、その賃金は日本の労働者と比較して相対的に低い。この同時的差異に立脚していたのが埴谷だとすれば、吉本はかつての「日本」の労働者の状況に「タイ」の労働者が到達したのだという通時的運動を見ていたのだと思う。

この「タイ」のところに「中国」も入れていたというのが当時の日本であり世界だ。それは民主化の如何を問わない。あれから30年経って、さて現在あの国に暮らしているのは「賢くて金持ちの13億人」である。GDPはとっくのとうに日本を抜いて世界2位。民主化しなかったのにこの「ありさま」だ。

民主化していたらいったいどうなっていたのだろう? 変わっていただろうか。変わっていたとすればどう変わっていたのだ? 現在のタイやフィリピンと同じ立ち位置であると想像してみよう。現在の中国の人たちはそれを良しとするだろうか。

間違いないのは、この30年で中国人が絶対的不可逆的に「幸福」になったということだ。中級ないし下級の女子賃労働者がファッション便覧に眼くばりするような消費生活をもてるほど豊かになったという事実だ。日本人が「天安門」なんて口にしなくても生きていけるのと同様、中国人も「天安門」をネットで検索する必要なんてないのだ。言い換えればそれは「歴史」になってしまったのだ。(ああ、ようやく『三体』に戻ってこられた。読んだ人にはわかるよね?)。

だから、天安門を問題にしたり、2019年香港民主化デモを考えるとき、僕らは何を守ろう/獲得しようとしているのかを、あらためて自らに問い直すべきなのだ。それは「自由」なのか。その「自由」とはどんなものなのか。「公共」と「自由」の線引きをどこでするのか。それは自分が決めることなのか。それとも誰かが決めることなのか(「自由」なのに?)。

有限な個人はより長期的に存在する社会に優先しうるか。時間の長さが問題なら、普遍なる神には従うべきではないのか。個が無力であるときは集合体でしか語れないのか。

『三体』の終わりに蝗が登場するのと『高い城の男』の『イナゴ身重く横たわる』には何の関連もないのだろうが、ふと読み返してみたくなって本棚を探しても見当たらない。段ボールに入れてしまってしまったらしい。段ボールの山をひっくり返すのもアレなので、思わずkindle本で購入してしまった僕なのだ。

セルパブ小説を読んでみよう 6 斜塔乖離『ンルドヴァは瑪瑙の模様の夢遊の誤謬』

今回は斜塔乖離さんの『ンルドヴァは瑪瑙の模様の夢遊の誤謬』です。じつは以前に読んでいて、今回初めてというわけではありません。これは非常に奇妙な小説で、著者が内容紹介で断りを入れているとおりきわめて人を選ぶ本です。

すべての漢字にルビがふってあるのは蟻が集まっているようで怖いという人や、同じ文章が果てしなく反復されるのは高熱にうなされているようで苦しくなるという人には、この本は薦められません。また、年齢制限もあるのでわかると思いますが、そういう場面もあります。

もはやリーダビリティなどという読者寄りなことは度外視して、完全に作者が書きたい方向へ振り切った作品だと言えるでしょう。作者はHJ文庫で『ディアブロの茶飯事』という小説(こちらも現在 kindle unlimited で読めます)を上梓されている方ですが、さすがにこの作品が書籍化されるとは考えていないと思われます。というより、むしろそういう枠を気にせず、自分の嗜好に忠実に書かれたもののようです。こういう作品に巡り会えるのもまたセルパブの魅力という気がします。

ゴシック建築を見るような、過剰なまでに装飾された小説ですが、ストーリーそのものはシンプルでです。ひとりの男がどことも知れない構造物から脱出しようとするーーそういう話です。主人公の目覚めるところから物語は始まります。しかし、そこがどこか、なぜそこにいるのか彼にはわかりません。壁の向こうからは自分をお兄様と呼ぶ少女の声が聞こえます。となると、思い出されるのは『ドグラ・マグラ』ですね。でも、まあ、あっちの主人公は自分の名前すら憶えていない状況ですが、こちらはちゃんと「ンルドヴァ」とわかっています。この冒頭は夢野久作へのオマージュかもしれません。しかし、そんなことを言えば、この作品自体が「胎児の夢」のようでもあります。

胎児が見る夢はもちろん悪夢でしょう。この小説もまた、ひとつの悪夢なのです。小説を読むということはそれ自体がひとつの体験であり、夢を見ることだとすれば、悪夢を選んで見るのも悪くありません。ただ、悪夢というやつは醒めた後まで頭の片隅に残ってしまうものです。消そうと思っても消えない。忘れたころに突然蘇る。この本もそういう本だということだけは覚悟してください。https://www.amazon.co.jp/dp/B07R6K9G16

 

以下は僕のセルパブ本の宣伝。全部 kindle unlimited で読めます。

セルパブ小説を読んでみよう 5 斎藤 Hiro『明日の風』

セルパブ小説を読んでみよう 7 月夜野スミレ『サイバーガジェットラッキー』